ベリーダンスの歴史

ベリーダンスは、イスラム時代以前の中東地域で
口承に基づき伝承され知られてきました。

起源については豊饒祈願や女神信仰、婚礼や出産準備など諸説があります。
純潔を重んじるイスラム文化の中で、親族以外の男性から女性を隔離するためのハレムや顔をベールで覆う制度が発達した際も、女性たちだけのパーティや結婚式でベリーダンスは継承されて行きました。
10世紀になると、ジプシー(ロマ)達によりさらに、東ヨーロッパや北アフリカ各地へ伝承されて行ったと言われます。
ロマによってスペインに渡ったのが、フラメンコの起源とも言われます。

19世紀アメリカで開催されたコロンビア世界博覧会でベリーダンスが踊られ注目を浴び、このとき「ベリーダンス」という名前がつけられました。
ベリーダンスの語源は、お腹を使ったダンスという意味があります。
アラビア語では「ラクス・シャルキー(東方の踊り)」と呼ばれます。

最近では、コロンビアのシンガー、シャキーラもベリーダンスの動きを取り入れたダンスを披露していますのでご覧になった方も多いかと思います。
 日本でもベリーダンスがダイエット効果があるということでブームになったりと定着して来ました。

ベリーダンスのスタイル

ベリーダンスはエジプトをはじめ広く各地で踊られており、その土地土地でスタイルがそれぞれ違いがあります。
主なスタイルをご紹介します。

エジプシャンスタイル

エジプトをベースとして生まれた踊りのスタイル
動きにあまり上下がない。優雅で格調高い伝統的なスタイルです。

衣装の特徴
ターキッシュに比べると肌の露出が控えめ。サイーディドレス、ミラーヤドレスなど曲によってはお腹が隠れる衣装を着用。

ターキッシュスタイル

トルコをベースとして生まれた踊りのスタイル
ダイナミックで大きな動きが多くセクシーな踊りのスタイルです。

衣装の特徴
肌の露出が割りと多く、深くスリットの入ったスカートから脚全体が覗く衣装などもあります。

ジプシースタイル

10世紀頃より北インド周辺から東ヨーロッパ、トルコ、スペインに移動したと言われるジプシー民族の踊りです。

衣装の特徴
裾の広がるロングスカート、フリンジなど多用した民族色の強いカラフルな衣装。

トライバルスタイル

アメリカをベースとして生まれたスタイル
基本的にグループで踊られます。女性の力強さを表現したスタイルで、ジルやシミター(剣)などもよく用いられます。

さまざまな民族衣装のモチーフが入った独自のスタイル。
民族調のアンティークアクセサリーを多用するのが特徴。

アメリカンキャバレースタイル

レストランなどでお客様と近い距離で踊るスタイル
お客様とのコミュニケーションを図り、一緒に楽しむエンターテイメント性のあるスタイルです。

Zahara Bellydance Studio では、エジプシャンスタイルをメインに外部講師を招きながら、様々なスタイルのベリーダンスを楽しむことが出来ます。